アパレルブランド「CECIL McBEE(セシルマクビー、以下セシル)」が年内を目処に国内全43店舗を閉店すると発表しました。
90年代~00年代初頭のギャルブームを支え、一世を風靡したブランドの幕引き。
新型コロナウイルスの影響による業績悪化が要因と言われており、店舗だけでなくEC事業からの撤退も発表されています。
ネット上では「あのセシルすらダメなのか」とアパレル業界の将来を憂う声も多く、「昔よく着ていたのに……」「今も愛用しているのに」と新旧ファンからの悲鳴も。
セシルは2007年頃から業績が下火に。その背景にはギャルブームの終焉も大きく関わっています。
今のアラサー、アラフォー女性は90年以降のギャルブームを経験している世代。
あの頃わたしたちが憧れ、大好きだったブランドたちは、今どうなっているのでしょうか。
もくじ
ギャルブームを支えたブランドたち
COCOLULU(ココルル)
アメカジ系ギャルブランドとして大人気だったココルル。
原色をベースとした明るくカラフルな色使い、ポップなデザインと目立つロゴが特徴的。
10人ギャルがいたら8人はバックプリントにココルルのロゴが入ったジーンズを履いていました。
セシルと同様に一世風靡したココルルも、残念ながら2016年に閉店。
渋谷109店の公式Twitterのみがログとして残っています。
双子コーデ??
はやっぱりココルルで!!♡♡
お得なフェアも開催中です??#ココルル #cocolulu #渋谷109 pic.twitter.com/iJeTs3wh4Q— COCOLULU 渋谷店 (@CL_SHIBUYA109) November 27, 2015
BLUE MOON BLUE(ブルームーンブルー)
サーフ系ブランドで『Ranzuki』や『Hana*chu』などの雑誌によく載っていました。
こちらも2014年に閉店。
公式Twitterがログとして残っています。
大好評BMB商品が15点入って¥5000のFINAL THANKS BAG2がオンラインショップで再販中❤️詳細はオンラインショップへ☆http://t.co/m74cpbOmv8 pic.twitter.com/Hedgdj13Bl
— BLUE MOON BLUE (@bluemoonblue) February 25, 2014
ROSE FUNFUN(ローズファンファン)
花柄のロゴが特徴的だったローズファンファン。服だけでなくカバンやローファーなど、身に付けるアイテムも大人気でした。
公式ホームページやTwitterは残っているものの、2014年で更新が止まっているため、閉店したと思われます。(※ただし2016年にしまむらとコラボ商品を出していたとの情報アリ)
Pink Mix(ピンクミックス)
上記3ブランドと系統や時代は少し異なりますが、オトナ系ギャルブランドとして『小悪魔ageha』などに載っていたブランド。
筆者もめちゃくちゃ愛用していました。
こちらも2018年までに全店舗閉店。
あの頃のブランドは全滅なのか?!
いいえ、今も生き残っているお店はあります!
現在も営業中のギャルブランド
LIZLISA(リズリサ)
ピンクと白、花柄のフリフリした雰囲気が特徴だったリズリサ。
実店舗は国内で4店舗のみと縮小していますが、公式オンラインショップも健在。
昔と違い、原宿系の「ゆめかわいい」テイストに変化しています。
one way(ワンウェイ)
カジュアル系ギャルブランド。
国内9店舗とオンラインショップを展開中です。
?ZOZOTOWN先行受注?
コードストラップキャミ
¥2,500+tax.
WHT/BLK/BRN甘めにもカジュアルにも合わせやすい✨
万能キャミ?
背中のコードストラップがクロスになっていて背中をキレイに見せてくれます✨▶︎https://t.co/G0b5kT6iI3 pic.twitter.com/GmH9QuqTFM
— one way (@oneway_jp) July 3, 2020
one spo(ワンスポ)
ワンウェイと同じ「株式会社ヤングファッション研究所」が運営するブランド。
昔はオトナ系ギャルなテイストのイメージでしたが、現在は原宿系に寄っています。
対象のコーデセットはこちら?♀️
one spoの大人気itemを使った
コーディネートセットです?✨
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着回し力も抜群?で
間違いなしのセットが
最大50%OFFなんて、
RT?するしかない?‼️
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発売時にはコーディネートセットを
使った着回しもどんどんupするので
お見逃しなく?❣️❣️#RT#リツイート企画 pic.twitter.com/ODdAaKZCLM— one spo (@onespo1) June 12, 2020
ALBA ROSA(アルバローザ)
ハイビスカス柄で90年代のギャルたちに大人気だったアルバローザ。
現在オリジナル商品の販売は行っていないものの、コラボビジネスを展開しています。
今後アパレルはどうなっていくのか?
今回取り上げたのは「あの頃」のブランドでもほんの一部。
「あのブランドが好きだった!」「あそこの服をよく着ていたな~」など、みなさんそれぞれ思い出のブランドがあるでしょう。
コロナ禍を機に、生き残り競争が激しくなっているアパレル業界。
好きなブランドが無くならないためにも、できる範囲で買い支えていきたいですね。
大学院で歴史学を研究しつつフリーライターとして活動中。研究してない研究者代表。
福岡県出身。関西に魂を売ってしまった女。
小難しい話はもちろん、美味しいもの・可愛いもの・キレイなものが好き。
「日本全国、隣町」を掲げるアクティブ人間。