カルチャーショックの連続! スペインのハローウィンを調査してみた

トレンド・コラム

こんにちは、お布団です!

私は現在、スペインの田舎町に在住しています。
住み始めて1年ほど経ちますが、未だに驚きや発見がある日々です。

2020年もあと3ヵ月ほどと、終わりに近づいていますね。
年末に向けてさまざまなイベントが目白押しですが、10月のメインイベントと言えば……そう、ハロウィン!

同じイベントでも、国が違えば内容も少し違ってきます。
そこで今回は、スペインのハロウィンについて調査してきました!

ご紹介するエピソードは全て私や友人たちの実体験に基づいています。
これを読むと、リアルなスペインハロウィンを感じられるかも……?

(もちろん、同じハロウィンでも地域ごとに細かな違いがあります。一例としてご覧くださいね♪)

それではさっそく見ていきましょう!

そもそもハロウィンの起源って?

ハロウィン=アメリカのイベントというイメージを多くの人が持っていると思います。

しかし、ハロウィンの起源と言われているのは古代ケルト人の「サウィン祭」なんです!

「サウィン祭」の起源はなんと2000年以上も前。
古代ケルトでは、11月1日を新年としていました。
その前夜の10月31日は秋の収穫を祝うとともに、死後の世界と現世を繋ぐ扉が開かれる特別な日だったのです。

その扉を通して先祖の霊が戻ってくると同時に、悪霊もあの世からやってくると信じられていました。人々は悪意のある霊を恐れ、生贄を捧げることで身を守っていたのです。

さらにサウィン祭では、自身に危害が及ばないように、悪霊と同じような格好をして仲間になりすましていました。
これが、ハロウィンで仮装をするようになった原点です。

その後、キリスト教の普及とともにケルトのさまざまな文化や慣習が形を変えていきます。
祝祭の慣習は「ハロウィン」として残り、今に至るわけです。

現在は、カトリック教会の祝日である「諸聖人の日(毎年11月1日)」の前夜祭として位置づけられているハロウィン。
しかし皆さんご存知の通り宗教色はかなり薄れ、今では娯楽イベントとして人々に親しまれています。

スペインでもハロウィンは一大イベント

ここスペインでもハロウィンは人気イベント。
子供たちは仮装をして、お菓子をもらいに行くか、いたずらをしに回ります。

学校がある子は放課後に、小さな子は午前中から両親と一緒に。
町中がお祭りムードになります。

また、若者も仮装をして各々ハローウィンを満喫。バルやディスコで友人たちと過ごします。

午前9時すぎから仮装をしてハロウィンを過ごす親子も(筆写撮影)

私も初めてスペインでハロウィンを過ごした際には、とってもはりきって準備しました!
町のお店にはハロウィンのための衣装が所狭しと並べられており、どれにしようか相当悩んだのを覚えています。
結局、海賊の衣装を選び、普段は全く履かないヒールの高いブーツや、小道具の剣まで購入。
しかし、当日すぐに足が悲鳴を上げてしまい……家まで帰るのがとても辛かったです(笑)

ハローウィンの衣装を買いに行ったお店(筆写撮影)

スペインのいたずらは日本より過激?!

日本でもよく知られている魔法の言葉、「Trick or Treat(トリック オア トリート)」。
スペイン語では「Truco o Trato(トゥルコ オ トラト)」と言います。

この言葉を唱えながら、小さな子供たちから上は15~6歳の子供たちまで、お菓子を求めてご近所を周っていくのですが……。

スペインのいたずらはとっても過激!
もしお菓子をあげるのを断ると、腐った卵を家や車に投げつけられてしまうんです!

もちろん、お菓子を断ったからといって必ず卵を投げつけられるわけではありませんが……周りの友人に聞いてみたところ、「子供の頃にハロウィンで卵を投げた」と答えてくれた人がほとんどでした。

(いたずらを超えて悪質極まりないと思ったのは私だけでしょうか)

子供たちが投げる卵は、ハロウィンのためだけに特別に用意したものです。
とある友人は、10月1日に購入した卵を日当たりの良い場所に置いておき、ハロウィンを待っていたとか。

(わざわざ腐らせておく徹底ぶり!)

卵を投げた後、子供たちはすぐさま退散します(そりゃあそうだよね)。
手持ちの卵が無くなったら家に帰り、卵を補充して再びお菓子を求めてさまよいます。

腐った卵という恐ろしい凶器を持つ子供たち。
友人の近所に住んでいたおじいさんは、卵を恐れるあまり可愛い子どもたちのために、ひとり5€ずつ(約600円)お小遣いをくれたそうです。

(日本でもハロウィンが普及するにつれて、マナーの悪さが社会問題化していますが、スペインのハロウィンもかなり過激です……)

スペインに来たら、ぜひハローウィンを楽しんで!

子供たちのいたずらはとんでもないですが、スペインの賑やかなハロウィンを楽しまない手はありません!
私自身、日本ではイベント参加や仮装をした経験がありませんでした。
しかし、スペインで過ごした初めてのハロウィンはとても刺激的で楽しく、印象深い思い出のひとつとなっています。

もしも10月31日にあなたがスペインにいるならば、ぜひハローウィンを楽しんでください!
きっと思い出深い一日になるはずです♪