コロナ自粛中のリモートワークを乗り切る生活習慣法

トレンド・コラム

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、在宅勤務(リモートワーク)に切り替える企業が増えてきました。
リモートワークを初めて経験する人も多いでしょう。

自宅で仕事をする際の悩みで、「メリハリが付けにくい」「仕事しよう!というスイッチが入らない」という声をよく見かけます。

私はフリーライターとしてコロナ流行以前から在宅勤務をしており、常に自宅での過ごし方を意識してきました。
初めての在宅ワークでストレスを感じている方のために、私が普段から実践している「自宅にいてメリハリを付ける方法」をご紹介します。

①身だしなみを整える

在宅ワークでは、「誰にも会わないし見せないからいいか」とパジャマやジャージのまま作業しがちです。
「服装の乱れは心の乱れ」という言葉もあるように、だらしない格好のままではやる気も引き出せません。

寝起きの倉本氏。髪の毛も脳みそもボケボケです。

倉本菜生
倉本菜生
私は毎朝必ずシャワーを浴び、綺麗な服に着替えて「仕事モードの自分」を作ります。

仕事モードを作るといっても、会社出勤と同じようにスーツを着込む必要はありません。
オシャレな部屋着や、シンプルなボトムにワイシャツなど、「家で仕事する時はこの服!」といった組み合わせを用意するとよいでしょう。

ちゃんと着替えた倉本氏。しゃっきり!

倉本菜生
倉本菜生
ユニクロのパーカーとスポーツレギンスを仕事着として愛用中!
息抜きにちょっと近所を散歩したくなった時、サッと出られるので楽です。

②仕事をする空間を作る

今から仕事するぞ!と気持ちを引き締めるためにも、空間作りは重要です。
自宅にミニオフィスを作りましょう。

とはいえ、自分用の書斎を持っている人は少ないでしょうし、中には仕事用のデスクすら無い(リビング・ダイニングテーブルだけ)環境の人もいます。

そんな人は、まず使用するテーブルを片付けるところから始めてください。
仕事をする時はテーブルに仕事道具のみ置く、不要な日用品は片付ける。
たったこれだけでも仕事スイッチが入ります。

倉本菜生
倉本菜生
デスク買い替えを控えているため、代わりにカラーボックスを使用中。作業前に必ずカラボの上を片付けます。

パソコン・必要な資料・筆記具・スマホのみをデスク上に置き、積み重なった本や散らばった書類は視界に入らないように整理整頓します。
手元の環境を整えるだけでも、空気が変わりますよ。

③アラームやタイマーを利用する

自分自身と作業環境を整えたら、さっそく仕事に取り掛かりましょう。

「ついダラダラしてしまって仕事をする気になれない」「集中力が続かない」
そんな人にオススメなのが、スマホのタイマーを使った集中法です。

倉本菜生
倉本菜生
私はやる気が出ない時、「とりあえず15分だけやろう」とタイマーをセットします。

大体の場合、15分後にはしっかり仕事スイッチが入っていて、その後も1時間2時間と続けて作業できています。

普段の就業スケジュール通りに行動するのも、メリハリを付ける良い方法です。
9時始業、12時昼休憩の人なら、9時と12時にアラームをかける。
アラームが鳴ったら何が何でも仕事を始め、休憩もしっかり取る。

リモートワークで一番重要なのは、普段の生活スケジュールを乱さないことです。
家の中で時間を意識する手段として、アラームやタイマーを利用してみましょう。

④食事の時間は楽しく

意外と知られていませんが、作業デスク(テーブル)でそのまま食事をする「デスクランチ」は精神衛生上あまり良くないとされています。

今は食事の時間!とメリハリを付けるためにも、ランチタイムは仕事道具を片付け、食事をする空間を作りましょう。
家の中に作業デスクと食事テーブルがそれぞれある人は、食事の時はデスクから離れてテーブルで摂るようにすると良いです。

倉本菜生
倉本菜生
食べることが大好きで食事を楽しみたいタイプなので、毎回必ずランチョンマットを使用。これだけでテンションがちょっと上がります。

買ってきたコンビニご飯や総菜であっても、自前のお皿に盛り付け直しています。
「ちゃんとした食生活を送ってる!!」と満足感と幸福感が得られるのでオススメです。

⑤適度に換気し、日光を浴びる。運動も大切。シャワーのみはNG。

自宅に閉じこもりきりの状態では、自律神経が徐々に狂っていきます。
仕事中の小休憩がてら、窓を開けたりベランダに出たりして太陽の光を浴びましょう。
その際に軽いストレッチや深呼吸をすると、心身が整いやすいです。

自宅にデスクやイスが無く、ローテーブルでちゃぶ台作業の人もいるかと思います。
ちゃぶ台作業は姿勢が悪くなりがちで、首肩や腰に負担がかかりやすく痛みの原因になります。

倉本菜生
倉本菜生
数日間こたつ机で作業していたら、持病のヘルニアが悪化しました……。

リモートワークで身体を壊さないためにも、1時間に1回は小休憩を入れる、背伸びやストレッチ・筋トレを取り入れるといった工夫をしていきましょう。

入浴はシャワーのみ、そんな方も多いと思いますが、自律神経を整えるためにもできる限り湯船に浸かるようにしましょう。

出勤で移動する時間が無くなった分、身体は運動不足に陥りがちです。
座りっぱなしで凝り固まった身体をほぐすためにも、全身浴をオススメします。

「当たり前のこと」を実践する

今回ご紹介した方法は、どれも「当たり前のこと」ばかりに感じませんでしたか?

「もっと何か秘訣はないのか!」という声も聞こえてきそうですが、当たり前のことを当たり前にこなしてこそ快適なリモートワーク生活は得られます。

普段の会社勤めでは時間に追われてランチタイムを楽しめない、疲れて帰宅してシャワーのみ、日頃から運動不足……。
コロナ禍の今だからこそ、いつもはできない健康的な生活習慣にチャレンジしてみては?

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