飲食店における新型コロナウイルスの影響を数字でお伝えしよう

トレンド・コラム

食べ歩き営業マンをぺ(@umaimonoblog)です。

私は飲食店広告・販促の営業マンをしており、300店舗ほど担当させていただいております。

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今回はこの新型コロナウイルスの影響がどれほどなのか実際に顧客の皆様に連絡をして状況を聞いた数字ベースでお伝えしていきます。

ヤフービッグデータから見る 繁華街の人口減少

自粛要請によって人々の動きはどう変わったのか?ヤフービッグデータから見えた動態変化その1」という記事では繁華街の人口を数字で分析しています。

 

この表を見ると、4月に入って繁華街の人口が軒並み減っているとわかります。

少ないところでも-26.7%、一番人口が減っているところでは-75.1%と壊滅的な数字となっています。

実際に飲食店の皆様に聞くと、

  • 2月頃から宴会はバタバタとキャンセル
  • 3月はまだ飛び込みの客が少人数来ていたが昨年対比で30%減
  • 4月に入ってさらにガクッとフリー客もいなくなった

このように、段階的に状況が悪化しています。

71店舗の飲食店へヒアリング調査

今回は名古屋市内71店舗の飲食店に新型コロナウイルスによる現在の状況を確認しました。

テイクアウトに関して 71店舗中…

  • 店内集客ができずテイクアウトを始めた…22軒(30.9%)
  • テイクアウト中心になっている…30軒(うち22軒は今回スタートした店舗)(42.2%)

テイクアウトを今回の新型コロナウイルスの影響により、スタートした飲食店は約3割。
店舗での売上が作れずテイクアウト中心になっているのが約4割。

営業形態ついて 71店舗中…

  • 営業自体をやめた…25軒(35.2%)
  • 営業時間の短縮営業…31軒(43.6%)

56店舗(78.8%)が休業・短縮営業など、営業形態の変更を余儀なくされています。

25軒(35%)の飲食店が休業中。街なかの飲食店の3軒に1軒はお店を閉めているという驚異の数字です。

収束の見通しが立たない状況。飲食店は生き残れるか?

小規模事業者持続化給付金などを利用し、銀行からも借り入れをして耐える……。

国の政策を利用するなどして、生き残り戦略を練っている飲食店は多いです。
しかしこの状況が長期化した場合、読者の皆様の好きなお店も無くなっている可能性は高いでしょう。

今後も続くであろうこの新型コロナウイルスの影響による不況の波、飲食業界は生き残れるのでしょうか。