あの「やまとなでしこ」が地上波に帰ってきました。
「やまとなでしこ」とは、2000年10月期にフジテレビ系列で放送された「月9」ドラマ。
女優の松嶋菜々子さんが主演を務め、最高視聴率34.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を叩きだした伝説のラブコメです。
今回の再放送は、本編全11話を再編集した「超解像度リマスター版」。
「特別編 第1夜 ずっと探してた人」「特別編 第2夜 いつか王子様が」の2週に渡って放送されます。
当時9歳だった筆者も、このドラマをリアルタイムで見ていました。
大人向けストーリーにもかかわらず、9歳の子供が見ても「おもしろい!!」と思うドラマだったんです。
そんなドラマ放送リアルタイム世代の私が、「やまとなでしこ」の見どころポイントをご紹介します!
もくじ
「やまとなでしこ」のあらすじ
7月6日に第1夜が放送され、Twitterのトレンドにも登場していた「やまとなでしこ」。
そのあらすじをチェックしていきましょう。
類いまれなる美貌と教養を武器に仕事も完璧にこなすキャビンアテンダントになった桜子。
一見、非の打ちどころのない彼女にもひとつだけ大きなトラウマがあった。
幼い頃に極度の貧乏生活を経験し、貧困と闘ってきた桜子には「世の中で一番大切なもの。それは、お金」「恋愛相手も結婚相手もお金持ちでなければならない」「愛よりお金」という哲学が備わっていたのだ。
仕事中の機内でも、合コンの席上でも、口説いてくる男への興味と判断基準は、“お金や財産をどのくらい持っていて、どんな車に乗っているか”…。
そんな桜子に、ある日、運命の出会いが訪れる。
無理やりキャビンアテンダントとの合コンに誘われた男、中原欧介(堤真一)。
学生時代、女性にフラれ、恋愛恐怖症になった35歳独身。
父を亡くし、母1人で切り盛りしていた商店街の魚屋を継ぐため、長年研究していた数学の道を諦めていた。
魚の目利き力はあるが、銭金には疎く、押しも弱い。そんな欧介が、ひょんなことから桜子の思い込みも手伝い、二人は付き合うことに。
だが、それもつかの間、欧介の正体がバレると手のひらを返したように冷たくなり、まったく相手にしなくなった桜子。身分不相応とわかりながらも彼女に強くひかれた欧介は、他の男たちとは違った角度から彼女を好きになり、桜子の奥に秘められた“何か”を感じていた。<引用元:フジテレビ公式>
あらすじを見ると分かるように、ただのラブストーリーではありません。
「愛よりお金! お金持ちと結婚したい!」と奮闘する桜子と、そんな桜子に恋してしまう欧介。
コミカルなやり取りも多く、ベタベタな恋愛ドラマが苦手な人もついクスリと笑ってしまいます。
「やまとなでしこ」の見どころ
「やまとなでしこ」のおもしろさは、何といってもそのストーリー!
一筋縄ではいかない恋愛模様に、視聴者はハラハラドキドキ、たまにキュンとしてしまいます。
そしてストーリー以外で最大の魅力は、何といっても主人公・桜子のキャラです。
待っているだけのシンデレラはもう終わり
「愛よりお金!」を掲げている桜子は、王子様をゲットすべく自ら積極的に行動します。
桜子が住むのは築数十年のボロアパート。
その部屋の中には、稼いだお給料で買ったたくさんのブランド物が。
桜子は収入の全部を自分磨きのために使い、王子様の目に留まるように努力しています。
その信念と行動する姿が、女性としてカッコイイんです!
筆者が20年経っても覚えているセリフをご紹介しましょう。
『決め所で一度着た洋服には二度と袖を通さない。それ鉄則。当然でしょ? どこでいつ誰と会うかわからないんだから』
『環境? そんなのどうでもいいの! マンションで男が釣れる? 洋服、洋服よ! 洋服が最大にして最良の武器なの』
ボロアパートに住んでいることがバレないよう、デート終わりにはいつも「高級マンション」の前まで送ってもらう桜子。デート相手が立ち去ったのを確認して、自分のボロアパートへと戻っていきます。
余談ですが……20年前、キャビンアテンダントは女児にとって憧れの職業でした。
「華やか」「かっこいい」「お金持ちと結婚できそう」
そんなイメージが強かったのです。
皆の憧れの職業に就いていて、信念があって、努力家。
そのキャラクター性が、当時多くの女性の好感を得たのでしょう。
今見ても色褪せないファッション
「やまとなでしこ」では、最新のファッションが取り入れられていました。
合コンやパーティー、デートシーンでの衣装は毎回どれも上品かつハイセンスで、20年経った今見ても「この服いいな」と思えるものばかりです。
当時のファッション誌でも「桜子流ファッション特集」が組まれるほど。
困難の末の純愛ハッピーエンド
王子様と出会ってハッピーエンドで終わり!
そんなドラマ、おもしろくありませんよね。
欧介に対して素直になれない桜子。
正体がバレて冷たくなった桜子に対し、時には苛立ちながらも愛を向ける欧介。
この桜子のツンデレ具合が、物語の良いスパイスとなっています。
少しネタバレになってしまいますが、印象に残っているエピソードがあります。
火事になってしまった桜子のアパート。
パーティーへの参加を翌日に控えていた桜子は「服が燃えちゃう!」と半狂乱になり、燃え盛る火の中に入っていこうとします。そこに偶然居合わせた欧介。
「服なんてどうでもいいだろ!」と止める欧介に対し、「どうでもよくない! 洋服はわたしのすべてなの! 人生そのものなの!」と叫ぶ桜子。
それを聞いて、「僕が行きます」とアパートに飛び込んでいった欧介が取ってきたのは、初めてデートした時に桜子が着ていたワンピース。
一度着た服には二度と袖を通さないと決めていた桜子も、欧介が取ってきてくれた服を着てパーティーに参加します。
この他にも、全編を通して「なんで早くくっ付かないの~!!」とじれったくなるエピソードが盛りだくさんです。
「やまとなでしこ」を無料で見るならTSUTAYAディスカス
今回の特別編で「やまとなでしこの本編をちゃんと見たい!」と思った皆さん!
現在国内でサービス展開されている各VODでは、残念ながら「やまとなでしこ」は配信されていません。
しかし、ひとつだけ見られるサービスがあります。
それは「TSUTAYAディスカス」の宅配レンタル!
定額でDVDを宅配レンタルできるサービスです。
TSUTAYAディスカスの「定額レンタル8」は、月額1865円でCD/DVDが借り放題。
サイトからレンタルしたい作品を選び注文すると、自宅へ届けてくれます。
返却は郵便ポストに入れるだけ! もちろん送料無料です。
今なら30日間無料お試しキャンペーンを実施しているので、「やまとなでしこ」全11話を無料で見れちゃいます!
「やまとなでしこ特別編 第2夜 いつか王子様が」は、7月13日(月)21時~放送です。
第1夜を見逃した方は、ぜひTSUTAYAディスカスでDVDをレンタルしてみてくださいね!
<参照元> やまとなでしこ 20周年特別編
大学院で歴史学を研究しつつフリーライターとして活動中。研究してない研究者代表。
福岡県出身。関西に魂を売ってしまった女。
小難しい話はもちろん、美味しいもの・可愛いもの・キレイなものが好き。
「日本全国、隣町」を掲げるアクティブ人間。