ダブルインカムという言葉を最近聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
日本では、収入源を2つ持つことを「ダブルインカム」と読んでいます。
副業が流行っていることや、共働き夫婦が増えていることで最近耳にする機会も増えてきています。
では、実際にダブルインカムにはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
今回は、ダブルインカムについて詳しく紹介していきます。
もくじ
ダブルインカムとは?
ダブルインカムは直訳で「double income(2重の収入)」という意味。
2重の収入とは、2つの意味があります。
②副業による収入
共働きを夫婦を表す
1つ目は、夫婦の「共働き」を意味します。
1世帯に対して二つの収入源があるので「ダブルインカム」と呼べますよね。
近年は、女性も働くのが当たり前になってきています。
理由はさまざまですが、不景気が続いていることで『世帯年収をあげる必要がある』ということ。
共働きで働くことで生活にゆとりを持つことができるため、共働きを選択する夫婦が増えているのです!
副業による収入
ダブルインカムにはもう一つの意味があります。
それは「副業によるもうひとつの収入源」。
副業といっても、WEBライターやブログなどの労働収入だけではなく、不動産投資や株式投資などの収入も含まれます。
会社を辞めて独立することで収入を増やせる可能性もありますが、いきなり脱サラはリスクが伴いますよね。
そこで空き時間をつかい副業をして、ダブルインカムを選択する人が増えているのです。
ダブルインカムはなぜ重要視されている?
先述しましたが、ダブルインカムが増えているのは『収入を増やす』目的です。
不景気が続いているということもありますが、平均年収が大きく下がっていることも原因の一環に。
健康保険料や厚生年金保険料なども増額されてしまい、手取り額が少なくなり生活が圧迫された人が増えています。
そのため、自分の会社だけに頼って1人で仕事をするよりも、共働きや副業などで収入源を増やして『リスク分散』することが大切だと思う人が多くなってきているのです。
ダブルインカムのメリット
ダブルインカムのメリットは、今の生活のために収入源を増やすだけではありません。
実は他にも、ダブルインカムを実践することでメリットが発生します。
リスクヘッジになる
ひとつの場所からの収入だけを頼っていると、リストラや会社の倒産など万が一の場合にどこからも収入が入らなくなるリスクがあります。
終身雇用も確約されていない今、複数の収入源を持っていることは必須であると考えられるように。
ダブルインカムを取り入れることは、こういった「収入が全くなくなってしまう」というリスクを和らげる役目を持っているのです。
税金面でお得になる
共働きをする場合、1人で働いているよりも税金面でお得になります。
なぜなら、税金は収入に対してかかる税額が変わるからです。
(これを”累進課税制度”といいます)
例えば1人で年収が600万円の場合、かかる所得税額は20万円。
しかし、1人の年収が300万円の場合、所得税額は6万円となり2人だと12万円に。
年間8万円程度の差がでるわけです。
ダブルインカムのデメリット
しかし、ダブルインカムがメリットばかりなわけではなくデメリットも存在します。
デメリットは2つあります。
心身ともに負担が増える
共働きにしろ、副業にしろ、自分の時間を削ることになりますよね。
プライベートの時間や家事や育児をする時間がとれないことになってしまいます。
夫婦であったり、同棲としていたり、誰かと住んでいる場合には家事や育児の分担でもめてしまう恐れも。
お互いに心身ともに負担が増えてしまうので、話し合いを先にして上手く分担する方法を考えておきましょう。
出費が増えてしまう
収入が増えることで、ついつい出費が増えてしまうことも。
元々は「これは高いからちょっと買うのやめておこう」と思っていたものも、収入が倍以上増えてしまったら「まぁいいか」と買ってしまいますよね。
本来は、安定や余裕を持つために実践するダブルインカムで支出が増えてしまっては本末転倒です。
そこでおすすめは、月々の積立を行うことです。
資産運用をする人は増えてきていますが、ダブルインカムを実践する人にこそおすすめなのは自動運用ツール。
ウェルネスナビやTHEOなどの自動運用ツールを使えば自分で運用をする必要がありません。
専用口座にお金を入れて、自分に合った運用コースを選べばあとは自動で資産を運用してくれます。
また、月々の自動引落も行ってくれ積立忘れもないため、確実に貯蓄が貯まります。
お金を計画的に貯めるには?
ここからは、ダブルインカムで収入を増やしてからの貯蓄方法を考えていきましょう。
財形貯蓄を使う
財形貯蓄とは、福利厚生の一環として導入している会社の従業員が利用できる制度。
会社から、提携する金融機関へ給与の一部を積み立ててくれます。
自分の銀行にはいる給料はその貯蓄額が引かれた状態で入金されるため、確実な貯蓄が可能になります。
自分が手動で別口座に移すのも悪くないですが、一度手に入ってしまったお金を他の口座に移動させるのは「忘れてしまっていた」「使ってしまった」などのうっかりが起こる可能性も。
財形貯蓄にすることで、そのようなうっかりを防ぐことができます。
夫婦の共通口座をつくる
財形貯蓄が難しい場合は、夫婦で「貯蓄用」の共通口座を作っておきましょう。
自分一人での貯蓄口座だと「まぁいいか」と、ついつい緩んでしまいますが、夫婦口座をつくることでお互いがお互いを管理するような状態に。
共通口座に移した額以外は自分で使うことができるので、気を使わずにお金を使いながらお金を貯めることが可能になります。
しかし、注意点は万が一の離婚や相続によるトラブルです。
あらかじめ契約書をまくなどの対策をとっておきましょう。
お互いにお小遣い制度とする
一番身近に貯蓄をするイメージと言えば、”お小遣い制”だと思います。
「月々自由に使えるお金は3万円」と決めて、残りは生活費用・貯蓄用などの口座に入れるようにすることで無駄遣いを防ぐことができます。
「お小遣いが少ない!」「昼ごはんがいつも質素になる!」などの不満が溜まってしまうこともあるのでお互いが納得できる話し合いで額を決めるのがポイント。
何ヶ月かやってみて、金額の微調整をするなどストレスのないベストな金額を決めましょう。
資産運用をする
お金をただ貯めるだけではなく、資産運用することで資金を増やすことを計画するのもおすすめ。
投資は、元本割れなどのリスクを感じる人もいますがリスクの少ない設定で資産運用方法も存在します。
おすすめなのは、NISAを使った投資方法です。
NISAとは、株式や投資信託で得た利益が定額まで非課税になる制度。
1年間に投資額の120万円までは税金が取られずに、投資を行うことができます。
NISAを行う証券会社の選び方は、手数料のやすさ・使い勝手の良さを基準に選ぶのがベター。
ネット証券は、インターネットで使えるため手数料を抑えることができます。
おすすめの証券会社は今最大20万円のキャッシュバックを行っているDMM.com証券。
大手会社がDMM.comが運営しておりますので安心して利用することができますね。
まとめ
ダブルインカムを実践することは、将来のための貯蓄やリスクヘッジとして役立ちます。
一方で、忙しさが増すことによるデメリットも存在するのも事実。
自分がどのような働き方・生き方をしたいかを検討し、取り入れるかどうかを考えてみてくださいね。
それでは!
ナナミル編集部。トレンド、ドラマレビュー、アニメ、まとめ記事を担当しております。