会社員に向いていない!?会社員以外の仕事についてフリーランスが話し合ってみた

転職

大人になったら働くのが当たり前だし、なんとなく会社員をやっているけど……。 ストレスもかかるし、自分に向いていない気がする

と、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

周りの人たちは普通に働いているし、「こんなこと相談したら甘えてると思われるかも?」
悩みを打ち明けづらくて、悶々としている方も少なくありません。

そこで今回は『会社員』という生き方が合わなかった、弊社代表うさたそが

同じく『会社員』という生き方が合わず大手企業を退職し、フリーランスで法人営業をしているりょうさんと対談してきました。

『会社員』で働くのがつらいと感じている人に少しでも参考になれば幸いです。

 

登場人物

うさたそ

就職→フリーランス→再就職→起業と、いろいろな仕事を経験。 やりたいと思ったことに関しては即行動をするタイプで、現在はナナミルを中心に活動している。

りょう

新卒で大手不動産会社に就職。 就職当時から、「いずれ独立して海外で事業をしたい」という夢を持っていた。 現在は法人営業代行を中心としたフリーランスとして活動しており、様々な企業からの依頼で全国を飛び回っている。

会社員に向いていない?よくある5つの質問について話し合ってみた

自分が本当に会社員に向いていないのか?を知ろうとネット検索をすると、いくつかの質問項目がでてきます。

では、会社員を辞めた人は「会社員に向いてない人かを知るための質問項目」に当てはまるのでしょうか?
お二人に話し合ってみてもらいました。

1.人に合わせて物事を進めるのが苦手?

—–質問の第一項目は「人に合わせて物事を進めるのが苦手かどうか」というものです。
おふたりはどうですか?

うさたそ
うさたそ

ん~。
私は特に苦手ではないですね。
会社に勤めていたころも、協調性の部分では社長からもよくお褒めの言葉をいただいていました。
別に好んでやってるわけではないですが、苦痛なわけでもないです。

りょう
りょう

僕は苦手でしたね。
会社の方たちと自分のペースや考え方・進め方が違うので、つらく感じることも多かったです。
社会人として合わせることは出来ますが、その分ストレスも感じていたと思います。

うさたそ
うさたそ

私個人の考えとしては、会社員以外でも必要なスキルだと思います。
フリーランスになったとしても、誰とも関わらず仕事なんて出来ないですし。

りょう
りょう

会社員のときと違うのは社内営業はない分、気楽なところですね。
毎日顔を合わせる必要もないので、仕事中のストレスはだいぶ軽減されました。

人に合わせることがストレスになっている人は、フリーランスの方が自分に集中できるので
仕事がしやすくなると思います。

2.仕事に関係のない風習や決まりに違和感を感じる?

—–では続いての質問です。
会社によって、仕事に関係のない風習・ルール・決まりが必ずといっていいほどありますが
お二人はどう思われていましたか?

うさたそ
うさたそ

私はこれめちゃくちゃストレスでした。
社会人として、郷に入れば郷に従おうとはするんですが心が納得していないと言うか……。
職場環境の良い人の話聞いていると、自分が不必要なところで気を遣っていることが悲しくなりましたね。

りょう
りょう

僕も、不必要なルールに対して違和感をすごく感じました。
特に僕が勤めていたところは呑み会が多くて。
「これはなんの時間なんだろう?」と思っていました(笑)
上司からの突然の呼び出しでプライベートの予定を断ったのに、行ってみたら3分くらいで終わったり……

うさたそ
うさたそ

それは、ブラック企業すぎませんか?(笑)

りょう
りょう

仕事と関係のないプライベートのLINEの返事が遅いことで怒られたりもしましたね~。
「報連相が出来ていない」ところをご指導いただいたので、社会人として理解はできる内容ではあるんですが……

うさたそ
うさたそ

それにしても私は無理です(笑)
上司からのLINEは、全部通知OFFにしてました(笑)

3.働いている”時間”よりも”成果”を重視してほしい?

—–おふたりは、働いている”時間”よりも”成果”を重視してほしいと感じますか?

うさたそ
うさたそ

会社員に向いてる人は、”時間重視”にストレスを感じていない人が多いですよね。
「残業している人が評価される」ことに対して不満を感じていないというか……

りょう
りょう

確かに。
僕は、どちらかというと成果を見てほしいタイプかもしれないです。
営業をしているのでよりその考えが色濃いと思いますね。
結局、結果がないと生活できない仕事なので……

うさたそ
うさたそ

私が「会社員やりたくない。」と思った一番の理由は、”時間重視”の評価方法でしたね。
「定時で帰る」という理由で、残業をしている人と比べて注意されたことがありました。
その残業している人の仕事分も私が負担してたのにな~と。

もちろん自分が時間をかけて頑張ったことが評価されなかったら悲しいし悔しいんですけどね……

りょう
りょう

僕も”成果重視”ですが、時間をかけて取れそうだった営業が取れないと心が折れそうになります(笑)

4.上司や取引先の顔色を伺うのが苦手?

—–社会人で悩んでいる人が一番多い質問かもしれませんが、おふたりは上司や取引先の顔色を伺うのは苦手でしたか?

うさたそ
うさたそ

自分で言うのもおこがましいですが、私は結構得意でした。
勤めていたころ、上司や先輩との関係も悪くなかったと思います。
ただ、顔色を伺って行動することに疲れて「もう誰にも会いたくない」となる日はありました(笑)

りょう
りょう

僕の場合、呑み会ではこの能力を発揮できます!(笑)
でも、仕事の場面ではできてなかったかもしれません……。
相手の空気感がいまいちつかめず、上司の忙しいタイミングで話しかけてお叱りを受けることがありました。

あとは、自分の想いを伝えるのが苦手でしたね。
自分は「こうしたい!」と想いを伝えているつもりなのに、うまく話せず相手に伝わらないことも多かったです。

うさたそ
うさたそ

確かに、私も自分の想いを伝えるのは苦手でしたね。
相手の言うことを100%聞き入れる、肯定することで関係を築いていました。
だから本当の意味でのコミュニケーションはとれてなかったのかもしれません。

りょう
りょう

会社での人間関係の場合、自分の想いを伝えないと損する場面も多いですからね……。
うさたそさんが「誰にも会いたくない日」があったのは、自分の想いを我慢していたからかもしれませんよ。

うさたそ
うさたそ

まさしくそうだと思います。
「得意です!」と自死満々に言いましたが、実は苦手なのかもしれません(笑)

5.毎日の予定を決められるのが苦手?

—–おふたりは、毎日の予定を決められることは苦手ですか?

りょう
りょう

僕は、予定を決められていた方が仕事をこなせますね。

会社員として毎日予定を決められていた当時はストレスを感じていました。
でも、いざ仕事を辞めてみたら自分で行動を起こすことの大変さを知りました。

うさたそ
うさたそ

私も、仕事のスケジュールが決められていることはそんなに嫌ではなかったです。
指示されたことをこなせばよかったので、むしろ楽だと感じていました。

ただ、「毎日同じ時間に起きる」というのが本当に苦手で……。
夜型人間で、朝は自分がスッキリする時間に目覚めたいんですよね。
だから「定時に起きる」のがすごく苦痛でした。
朝起きたくなくて、仕事休もうとしたことが何度あることか……(笑)

りょう
りょう

僕も朝起きるのはつらかったです。
朝起きたら、便器をかかえて寝ていたこともあります(笑)
上司の電話で目覚めて、血の気が引きました。

うさたそ
うさたそ

まぁ、こんなことを言っておいてですが『毎日予定を決められたくないから』会社員に向いていない、とは思わないですね。
自分で仕事をしてみたら「自己管理の方が苦手だった!」と気づくこともあると思うので、どちらも挑戦してみるのが一番良いと思います。

りょう
りょう

もし「予定を決められたくない」ことが原因で会社員を辞めたいと思っている方がいるなら、会社員の中でも時間の自由がききやすい職種を選ぶなど対策も取れると思います。
他にもフレックスタイム制を取り入れてる会社なんかもありますし。

会社員を辞める決断はこのタイミングだった!

—–こうして質問してみると、おふたりとも会社の人たちとの関係が悪かったわけでもなさそうですが……。
どうして会社を辞める選択をしたんですか?

りょう
りょう

僕の場合、第一志望の会社でやりたい仕事につけていたんです。
でもいざ入社してみると、その会社で長く働くビジョンが見えなかったんですよ。
1年目から「いつやめようか」と悩んでました。

うさたそ
うさたそ

ビジョンが見えないというのは?

りょう
りょう

残業も多く、ひとりひとりの仕事量も見合っているものとは到底思えなかったんです。
上司が年齢に似合わないほど老けこんでいて、「将来こうなってしまうのか」という不安も常に脳裏にありました。

うさたそ
うさたそ

将来への不安は私もありましたね。
人がどんどん辞めていって「このままこの会社にいたらどうなるんだろう」と……。

りょう
りょう

でも”辞める決断”をすぐにはせず、知識や情報を勉強するために3年半は会社で勤めました。
つらいことも多かったですが、そのときの我慢が今に活きていると思います。

うさたそさんは、社内で頼りにされていたみたいですがどうして会社員を辞めたんですか?

うさたそ
うさたそ

自分勝手に生きたいと思ったからです(笑)
仕事内容が望んでいたものではなく、仕事への評価方法にも不信感があったので……。

会社員をしながら続けていた副業が軌道にのったことで、独立することを決めました。

会社員を辞めるのは逃げ道ではない。新たな挑戦。

—–会社員が向いていない!と悩んでいる人に対して何かアドバイスをお願いします。

うさたそ
うさたそ

「会社員が向いてない!」と悩み、こうしてネットで検索をかけて記事を読んでくださっているのは行動力のある方だと思います。
現状をどうにか変えたい、と一歩前にでる勇気のある人です。

多くの人は「会社がイヤだ」「会社に行きたくない」と言いつつも、現状を変えるために行動するまでに至りません。

行動力は、会社員以外でも必要になる”ちから”です。
視野を広げてぜひ自分の活躍できる場所を探してみてほしいです。

りょう
りょう

フリーランスになるにしろ、転職するにしろ、動くのは早いほうがいいです。
行動せずに悩んでいる時間は、”予想”で悩んでいるだけなんですよね。
「ここに壁があったらどうしよう!」と。
実際壁がないかもしれないし、あっても低い壁かもしれない。
でも、その答えを知るのは行動した人だけです。

環境を変えることはリスクが伴いますし、慎重さを欠く必要はないと思います。
ただ、現状を変えることができるのも自分しかいないので「できること」から挑戦してみてはどうでしょうか。

うさたそ
うさたそ

私も何度か転職活動・独立を経験してきましたが、同時並行で進めるのがおすすめです。
同時進行で進めることで、リスク少なくやりたいことに挑戦できますからね!

りょう
りょう

「意外とやってみたら、会社員のほうがやっぱり向いていた!」と気づくことができた場合でも結果オーライですもんね!!

僕自身は、身近な人に「フリーでも営業できるよ」と声をかけて人脈づくりに時間を当てていました。
やりたい仕事が決まっている人は、下積み期間に当てるのもいいと思いますよ。

—–本日はありがとうございました。

新たな道を試してみよう

ここからは今回、お二人の話を聞いて「自分もなにかに行動してみたい!」と思った方向け。

会社員と「同時並行」で進めることができそうな方法を、いくつかピックアップしてみました。
自分に合っているかも!と思うものを見つけてみてください。

1.転職サイトに登録する、実際に転職活動をする

会社員といっても、働く会社・職種によって待遇や仕事内容は様々です。

「営業は向いていなかったけど労務は向いていた!」
「出社はイヤだったけど在宅勤務に対応してくれている会社とめぐりあえた!」

など、自分にとって理想的な働き方のできる会社があるかもしれません。

 

”待遇の良い”会社、競争率は高くなります。しかし、だからと言って諦めるのはもったいない。

今の会社を辞める決断をしていなくても、色々な会社の話を聞くだけでも選択の余地が増えます!
まずは、どんどん会社の情報を集めていきましょう。

たくさんの情報があって初めて、「自分が求める条件」はどの程度叶えることができるものか分かります。

 

おすすめは色々な業界を扱っていてエージェントサービスが無料であるdodaです。
転職を今すぐする気がなくても、エージェントさんに相談すれば色々な企業の情報を教えてくれます。

関連記事:【めんどくさがり向け】とりあえず登録するべき転職サイトとその理由

2.フリーランスなど業務委託で仕事を受ける

自分の持っているスキルを最大限に活かすことができれば、フリーランスとして仕事を行うことが可能です。

クラウドワークスBizseekといった、業務委託を多く取り扱っているサイトに登録して
自分のスキルが世間的に見てどのくらい価値があるのかを見てみることも大切です。

「自分のスキルならフリーランスで活躍できる!」と感じたなら、副業で受注してどんどん実績をつけましょう。
会社を辞めるまでに実績がつけば、直接企業様への交渉で高単価の仕事を獲得するのも簡単になります。

ナナミルでは、専門職からフリーランスのwebライターに転身したメンバーもいます。

関連記事:webライターで月5万は稼げる!実際3ヶ月で達成するためにやったこと

 

またフリーランスなどで仕事を行う場合、実績だけではなくブランディングも重要になってきます。

「このひとは◯◯をしている人だ!」と印象づけば、自然と仕事が舞いこんできます。

弊社ナナミル代表が実際にそれで業務委託の仕事を獲得し、独立1ヶ月目から25万円分業務委託契約を結んでいます。

うさたそ
うさたそ
自分が何をしている人かというのを印象づけることは本当に大事。

どうしようか悩んでいるは、お気軽にナナミルへご相談ください。

フリーランス・独立をしている皆で全力でお答えさせていただきます!

3.起業する

最後は『自分ですべてのルールを作ることができる!』、起業という選択肢です。
フリーランスと似ていますが、厳密には違いがあります。

起業とは、新しく事業をはじめること。
起業家は自分がやりたいことを事業として、届け出を申請します。
仕事を0から作るようなイメージですね。
一方フリーランスは、企業から仕事を請け負ってこなす、個人事業主のことを指します。

起業は、自分で新しくすべてをつくっていくのでフリーランスよりもリスクがあがります。

ただ、事業の成果が上がれば会社員のときの収入を超える可能性も秘めています。
また、フリーランスと違った特徴として事業を拡大しやすいメリットがあります

現在会社員の人は、副業を通して「仕事を受注する経験」をしてから起業を目指すのもオススメです。

副業だと収入の不安定さは会社員の給与でまかなえるので、ローリスクで挑戦ができます。

 

関連記事:人気整体師が独立した深いワケとは…? 京都の鍼灸サロンに体験取材!

まとめ

会社員が向いていないからと、仕事ができないわけではありません。

これから「個の時代」になり、どんどん1人1人の個性が大切になってきています。
自分の適材適所で働くことが、あなたにとっても会社にとってもいいことです。

まずは、自分のできそうなことから挑戦してみてくださいね!

それでは!