たびたび話題に上がる、持ち家と賃貸どっちが得か論争。
どちらにもメリット・デメリットがあり、きのこたけのこ戦争のように収拾がつかない状態が続いています。
そんな中、私はもう一つの選択肢を提案しようと思います。それは、さっさと老人ホームに入っちゃおう案です。数々の老人ホームで勤務してきた私ですが、老人ホームはめちゃくちゃ良いです。
ということで、今日はいかに老人ホーム生活が素晴らしいかをPRしたいと思います。
50代で健康でも入られる老人ホームもある。
そもそも「老人ホームって介護が必要な高齢者が入るんじゃ?」と思っている皆さん。
最近の老人ホームは違うのです。健康(自立)な方でも入居できます。もし介護が必要になった場合は、同じ建物内の介護フロアや隣接された介護付き有料老人ホームに引っ越しもできるのです。
年齢は、多くの施設で65歳以上からとなっていますが、50代から入居できる老人ホームもあります。
老人ホーム暮らしの基本スペック
老人ホーム暮らしでは、基本的に衣食住の食と住が提供されます。順番に内容を見ていきましょう。
老人ホームでの食事
基本的に食堂で他の入居者と一緒に食事をとります。
社食としていくつかの施設で食べたことがありますが、とてもおいしいです。
入居費用として食事代は請求されますが、孫や娘と外食したいとなれば食事をキャンセル(食事代も返ってくる)すればいつでも外食可能です。居室にはキッチンも備え付けられているので、自分で調理したものも食べられます。
老人ホームでの住処
部屋の間取りとしては、1DKが一般的。夫婦で同室入居が可能な部屋もあります。
老人ホームなどの介護施設は郊外にあるイメージを持つ人も多いかもしれませんが、駅近などの施設もあります。もちろん、郊外ののんびりした場所に建っている施設もありますよ。
嬉しい共有設備
自分が住む部屋以外にも、入居者が使用できる設備がある老人ホームも。
多くの施設にある設備が
・リハビリ室
・麻雀や映画鑑賞をするプレイルーム
・大浴場(入浴に介助が必要な人専用の場合も)
これらの設備は、老人ホームの値段設定が上がれば上がるほど、豪華になっていきます。
高級老人ホームと言われる施設では、リハビリルーム+ジムや天然温泉の大浴場など
「ホテルかよ!」と言いたくなるような設備が備えられています。
老人ホーム暮らしは自由で優雅
健康な方であれば自由に外出ができます。また、健康で介護士や看護師が必要なければ、部屋に職員がわざわざ訪問に来ることもありません。
かといって、ほったらかしという訳ではなく、ナースコールなどで体調不良を訴えればすぐにナースが飛んでいきます。
必要な時にホテルマンを呼ぶように介護士や看護師を呼ぶことができ、さながらホテルに住んでいる感覚で暮らすことも可能です。
お値段はいかに……
ここまで読んでくれたアナタなら、なんとなく老人ホームの快適さがわかったのではないでしょうか?
言いたいことはわかります。
「お高いんでしょう?」
LIFUL介護さんが発表している相場によると、入居時費用が510万円。月額費用が22.3万円となっています。
参考:LIFUL介護 老人ホームの費用相場
こちらの値段は平均であるため、費用には幅があります。特に入居時費用は幅が激しく、0~数憶円まで!
今日お話しした老人ホームは高級と言われる価格帯の施設で、大体1000万円からの施設が多いかと思います。
しかし、将来の介護がついて自宅のように過ごせて、その他諸々ついて1000万円ですよ。
これが安いか高いか考えるのは人それぞれですが、アナタはどうでしょうか?
最近では、需要の高まりから高級老人ホームも増えてきているので、そのうち「夢のマイホーム生活から夢の老人ホーム生活」と言われる時代が来るかもしれませんよ?
フリーライターや派遣看護師、塾講師などをしながら生きている人。
元ひもだったりもする。