どーも、ぺけ(@peke_oxo)です。
病院で気軽に受けられるCT検査ですが、実は歴史的なバンドであるビートルズと深い関係があると言われていると知っていますか?
今日は明日話せるおもしろ医療雑学としてCTとビートルズの関係についてお話します。
CTスキャンの歴史
まずは、CTの歴史に少し触れておきましょう。
CTの始まりは1930年代。イタリアの放射線医師により、トモグラフィー(断層映像法)が発明されます。
その後、1953年に弘前大学の高橋信次が「エックス線回転横断撮影装置」が発明します。これにより、世界で初めて人体の輪切り像を得ることができました。
世界初の商業的CTスキャンは、1972年にEMI所属のゴッドフリー・ハウンズフィールド博士によって発表されます。後にハウンズフィールド博士は、CTスキャン開発に貢献したとして、1979年のノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
CTとビートルズの関係
ザっとCTの歴史をお話しましたが、ビートルなんて全く出てこないじゃないかと思っているあなた。実は、ビートルズが深く関わる物がもう出てきているのです。それは、ハウンズフィールド博士が所属していたEMIという会社。
EMIはもともとレコード会社で、ビートルズが所属していた会社なのです。
そして、ビートルズの活動時期は1960年~1970年。ビートルズの生む莫大な利益があったからこそ、EMIはCTの開発ができた。そんな都市伝説的なお話があり、CTはビートルズによる最も偉大な遺産ともいわれています。
真相は?
都市伝説的なお話と言いましたが、このCTとビートルズの説は色々とあるのです。EMIが莫大な利益を得たため、税金逃れのためにダメ元でCTの開発に乗り出した、なんて話もあります。
実際は、EMIがCTの開発に費やしたお金を調べると約10万ポンド(今の日本円で約2,000万円)。
一方、イギリスの保健社会保障省は60万ポンド以上をCT開発に支援していたため、ビートルズではなく納税者に感謝すべきという論文があります。
しかし、「CT開発ができたのはビートルズのおかげ」のほうが、なんだか夢がありますよね。
もしかすると、莫大な利益がなければCT開発にEMIは踏み出さなかったかもしれませんし。あくまで都市伝説ですが、私は信じたいですね。
フリーライターや派遣看護師、塾講師などをしながら生きている人。
元ひもだったりもする。