「1日8時間仕事に拘束され、その上残業で一日仕事をして終わってしまう……」
そんな毎日に疲れてしまいますよね。
日本では残業が当たり前だと思われているので、定時に帰ることがよくないと思っている人もいるでしょう。
しかし、定時退社は決して悪いことではありません!
今回は、「定時ダッシュをするときのポイント」についてご説明していきます。
定時ダッシュするためには、何を準備すればいいのかも説明しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
定時ダッシュとは?
定時ダッシュとは、その名の通り「定時になった瞬間、ダッシュして帰る」ということです。
”定時退社”よりも更にはやい退社を意味します。
”定時退社”は、勤怠システムが残業代を刻むまでの時間。
つまり、18時定時で15分刻みで勤怠が打たれるような仕組みなのであれば18時14分までは定時退社です。
”定時ダッシュ”は、18時が定時の会社であれば18時になった瞬間に席を立つようなイメージ。
つまり、勤怠システムに関係なく「終わりのチャイムが鳴ったらその瞬間に退社する」のが定時ダッシュです。
残業する人が正義なのは日本だけ
日本では「残業する人は頑張っている」「残業する人は仕事ができる」というイメージが強いでしょう。
しかし、海外では「残業する人は仕事をできない人」だと思われます。
海外で定時以内に仕事を終わらせることができない人は、効率が悪いと判断されるのです。
これは、仕事に対する考え方の違いが原因です。
日本では仕事の役割がきっちり分かれていません。
反対に海外では、仕事の役割がきっちり分かれています。
自分の仕事が終わったからと、人の仕事を押し付けられるようなことがありません。
日本でよくある、上司に「それ終わったならこの仕事やっといて」なんて呼び止められる事態にならないのです。
本来仕事は、自分に任されたことをやればいいだけ。
自分の仕事が終われば帰って良いのです。
日本の「残業が正義」という考え方は、ただの固定概念であるということを理解しておきましょう。
定時ダッシュするために必要な準備
さて、いざ定時ダッシュを始めようと思っても、すぐにできるようになるわけではありません。
定時ダッシュするためには、準備をしておくのが肝心です。
定時までに終わらせておきたいこと
まずは、定時になるまでに必ず終わらせておきたいことがあります。
今日中にやるべき仕事を整理しておく
まずは、朝の間に今日やるべき必要のある仕事の整理からです。
「今日中に仕上げなくてはいけない仕事」を自分の中で見極めるクセをつけておきましょう。
定時ダッシュにおいて自分のやるべき仕事をやらずに帰ることは絶対にNG。
明日からの会社での居心地が悪くなってしまいます。
「今日中に出社して仕上げる」ことや「明日朝早く出社して仕事を仕上げる」ことを求められる場合も。
必ず、自分に課せられたノルマや納期は守るようにしてください。
自分の仕事でやり残しがないかを確認
定時1時間前になってきたら、自分の今日の仕事にやり残しがないか確認します。
もちろん、納期を守る仕事が終わっているかもそうですが
・臨時で頼まれた仕事はないか
などにも注意が必要です。
定時間近ではなく1時間前に確認をしておくことがポイント。
例えやり残しがあっても1時間前に気づけば定時ダッシュに間に合うかもしれませんからね。
業務を何から始めるかの明日の予定を考える
明日の自分が定時ダッシュしやすいように、自分が明日するべき仕事を書き出し予定を考えておきます。
今日のやり残しがある場合は、明日やることに入れておくと忘れにくくなりますよ。
今日ただ早く帰るだけではなく、毎日がスムーズに帰れるようにすることが定時ダッシュのコツです。
明日の自分への配慮を忘れないようにしておきましょう!
PC・書類の整理
明日への自分の配慮を忘れないために、もう一つやっておきたいことはPCや書類の整理です。
今日急いで仕事をしていて、机やパソコンのデスクトップがぐちゃぐちゃになってしまっているかもしれません。
そのまま次の日になると「あの書類どこに行ったかな」と、探す時間がかかってしまいます。
また、PCや机を整理しておくことで、視界があちこち行かず集中力が高まります。
定時になったらやるべきこと
次に、定時になった瞬間にやるべきことです。
定時ダッシュするためには2つのポイントがあります。
パソコンの電源を落とす
定時になったら、すぐに打刻を押してシャットダウンしましょう。
パソコンが着いている状態だと、「ごめん、これだけやって帰って」と仕事を頼まれる可能性が。
そんなときに、パソコンの電源を切っておけば「電源を切ってしまったので明日で大丈夫ですか?」と言うことができるわけです。
中には、「じゃあ、もう一度パソコンを付けてやって帰れ」と言われることもあるかもしれません。
その場合はどれだけ急ぎかを確認して、あまり急ぎではない場合はさっさと帰ってOK。
定時ダッシュに対して快く思っていない人からの嫌がらせの可能性もありますので、そのような場合は転職を視野に入れてもいいかもしれません。
周りを気にしない!すぐに立ち上がって帰る
パソコンのシャットダウンができたら、すぐに「お先に失礼します!」と立ち上がって帰りましょう。
そして誰の顔も見ずに出口へ向かいます。
定時退社や定時ダッシュをするときに「周りの目が気になって出来ない」という人もいます。
しかし、周りを見なければ周りの視線を気にする必要もありません。
定時ダッシュで帰ることに罪悪感を持っていては、せっかく仕事を早く終えて帰っても心の切り替えができず意味がありません。
周りの目を気にしてダラダラ残るのではなく、「定時ダッシュする人」の印象づけすることで帰りやすくなります。
定時ダッシュで周りの人に迷惑をかけるのはNG!
注意点としては、定時ダッシュをするときに周りへの迷惑を絶対にかけないこと。
・定時ダッシュしたいから、仕事を周りに押し付ける
・定時ダッシュしたいから、仕事の納期を守らない
・定時ダッシュしたいから、人からの仕事を断る
ようなことを続けていけば、周りからの信頼もなくなり「仕事もせずに早く帰る人」になってしまいます。
定時ダッシュで大切なのは「仕事は他の人と変わらずできているけど、早く帰る人」という実績とイメージです。
周りを不快にして自分が早く帰るようでは意味がありません。
信頼を失わないように気をつけましょう。
定時ダッシュこそ効率を上げる!
先述したとおり、定時ダッシュをするために必要なのは「仕事は他の人と変わらず出来ている」こと。
つまり、業務効率を上げる必要が必然的に出てきます。
同じ仕事を頼んで、1時間で終わる人と”残業代を支払って”2時間かけて終える人。
どちらのほうが会社にとって利益を出すかは一目瞭然ですよね。
毎日の定時ダッシュは難しくても、なるべく早く帰るクセをつけることで8時間の間に仕事を終らせるための効率を考えるようになります。
残業を強要されるような会社は転職を
もし、仕事をきちんと仕上げて定時ダッシュをしていても、「残業こそ正義だ!」と怒られるような会社であれば転職を検討しましょう。
会社の風土として「定時あがり」を許さない会社は残念ながら存在します。
残業が辛い、定時あがりをしたい場合は、転職を視野にいれておいてください。
また、転職の際にも注意が必要。
例えば、常に人員募集をしているような「ブラック企業」も求人情報の中には存在します。
そこでぜひ利用してみてほしいのが転職エージェント。
プロの転職エージェントたちが、本当にあなたの求める条件にあった企業を紹介してくれるので「入ったら違った!」と悲しい事態が起こりにくくなります。
転職エージェントもさまざま存在しますが、おすすめはdoda。
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まとめ
毎日、残業続きでつらい思いをしているのであれば「定時ダッシュ」を試してみてください。
その結果、自分の作業効率があがって仕事を効率よくこなせるようになります。
周りに迷惑さえかけなければ、あなたのプライベートな時間が今後確保されるようになるかもしれません!
周りからの目を気にして定時ダッシュに踏み出せない人も「結果はあとから付いてくる」と思いぜひ挑戦してみてくださいね。
ナナミル編集部。トレンド、ドラマレビュー、アニメ、まとめ記事を担当しております。