仕事をしていると、ミスをしてしまうことってありますよね。
何度も同じようなミスをしてしまったときや大きなミスをおかしてしまったときはついつい落ち込んでしまう人も多いはず。
「上司に怒られてばかり」
「自分は何をやってもうまくいかない」
と、自分を悩んでしまっている人もいるのではないでしょうか?
しかし、ミスの連発はあなたのせいじゃないかもしれません。
今回は、ミスをすることと親密に関係するストレスについてお話していこうと思います。
もくじ
ミスをしてしまう原因は?
そもそも、なぜ仕事でミスを繰り返してしまうのか考えてみましょう。
- 仕事に集中することができていない
- 仕事内容を理解しきれていない
- 指示の認識違い
- ケアレスミス
- 体調不良
など、さまざまな理由が思いつきますが
これらは簡潔に2つの分野にまとめることができます。
キャパシティオーバーしている
「指示された内容がよく理解できないまま進めてしまった」「提出期限ギリギリで見直す時間がなかった」など、”焦る””テンパる”状況におちいりやすい人はキャパシティオーバーしているかもしれません。
私たちは、脳で情報を処理することのできる容量が決まっており
この容量の大きさは平等なものではなく、人それぞれ遺伝や環境によって異なります。
そのため、「上司の人には簡単にできていたのに自分がやろうとしたらうまくいかない」なんて事態が起こりえるのです。
集中力の欠如からミスをしてしまう
「数字のケタがひとつ違った」「印刷部数がちがって、会議のときに資料が足りなくなった」などケアレスミスを何度もしてしまう場合は、集中力が足りていない可能性があります。
集中力が欠如する理由のひとつに、心身の疲が関係しています。
体調不良のときに仕事に集中できなかったり、悩みを抱えていると仕事に集中できなかったりすることはありませんか?
人はストレスを感じていると、仕事に集中できなくなってしまうのです。
これは、強いストレスがかかり続けることで脳が過剰に働きすぎた状態となるのが原因と言われています。
また、職場の環境が原因で集中力が持たずミスが増えてしまう人もいます。
書類などでごちゃごちゃして注意力散漫になってしまう、何かと声をかけられるなど
自分では変えることができない理由にストレスを抱えている人も少なくありません。
ミスが多いのは心身が疲れている証拠かもしれません
仕事で今までしなかったようなミスや何度も同じミスを繰り返してしまうときには、少し心身の疲れを疑ってみましょう。
前述したとおり、ストレスにより人の集中力は低下してしまいます。
例えば、職場の人間関係で悩んでいる人は会社に行くだけでストレスを感じているはず。
そのような心理状態で仕事をするも、ストレスによって集中力が低下しています。
するとミスを繰り返す→怒られる→またストレスを感じる→怒られると、悪循環に……。
ミスを繰り返すことでミスを隠したりごまかすようになってしまうことも考えられます。
しかし、ミスをごまかしていると「ばれないだろうか?」と不安になり新たなミスをよんでしまいます。
にっちもさっちもいかないような状態ですね。
人のために頑張りすぎている人は要注意
「ミスが多いこと」に悩んでいる人は、真面目で優しい人が多いです。
自分の仕事が残っていても、困っている人に頼まれたら断れない人もいるかもしれません。
人手不足や繁忙期のある職場は、忙しくて手が回っていない人もたくさんいるでしょう。
そのような中で、いろいろな仕事を押し付けられるのは「頼んだらやってくれる人」です。
頼られることは確かに嬉しいことです。
しかし、こうして仕事を頼まれることもストレスになっていませんか?
自分の仕事が残っていてもできないときや、仕事のことで上司に怒られたときに「人の仕事も手伝っているのに」と、誰でもストレスは感じます。
キャパシティオーバーしていてストレスも感じている状態で、「良い仕事」ができるはずがありません。
仕事をこなしている”量”よりも、仕事の”完成度”や”効率”を見ている企業が多い中でそのようなことを続けていると評価は下る一方でしょう。
仕事をミスをして落ち込むのはできるだけ回避
仕事をミスして悪循環に陥らないためには落ち込んで自分にストレスをかけすぎないことが重要です。
ミスをしてもストレスを感じすぎないように4つのことを意識してみてください。
1.失敗=あなたの人格ではない
仕事で失敗をしたときに落ち込みやすい人は、「私がダメだから……」と自分を責めてしまいがち。
上司から仕事への指摘をされたときも、人格否定的に捉えてしまう人もいるかもしれません。
しかし、仕事の失敗は誰にでもあることです。
やったことがない仕事や、指示がよくわからない仕事などミスをして当たり前な状況もあります。
上司もあなたの人格を否定したいわけではなく、今後ミスしないために指摘をしているだけ。
自分を責めることに意識をもっていくのではなく、今後仕事でミスをしないためにどうすればいいかを意識してみましょう。
2.失敗を全部自分のせいだと思わない
仕事を頼まれたら、自分ひとりでやりとげて成功させる必要があると考えている人もいるかもしれません。
しかし、会社というのは助け合いのできる環境であるべきです。
ミスをしたときは、自分を責めるよりも会社の仕組的にどうだったのか考えてみましょう。
たとえば、「書類の数字のミスをしてしまった」とき。
「ダブルチェックを通す流れになっていなかった」のかもしれませんし
「指示してきた人が仕事内容を理解してなかったので、自分自身もよく理解できなかった」のかもしれません。
自分以外に”会社としても”小さなミスがあったと考えると、前向きに解決方法の見えてくるはず。
注意点として自分以外のミスを見つけても、そのミスに責任転嫁するのはNG。
責めるのではなく、「解決策を考える」ことが大切です。
3.信頼している人に相談してみる
気持ちが沈んでしまって立ち直れない人は、会社内で信頼できる先輩に相談してみましょう。
先輩も同じようなミスをしてきているかもしれませんし、上司への上手なミスの報告方法を知っているかもしれません。
自分にとっては大きなミスでも、「そんなミスで落ち込まなくていいよ!」と笑ってくれたら少しホッとできますよね。
社内に相談できる人がいない場合は、社外秘の内容でない範囲でお友達や家族に相談してみましょう。
境遇は違っても、みんな仕事でミスをしたことは必ずあります。
自分のミスは誰でもやったことのあるミスだ、と分かれば自分を責める機会も減るはずです。
4.人は思ったより自分に興味がないと知る
仕事でミスしたときに落ち込む原因として、「周りからの目」があると思います。
「またミスしてる」、「あの人は仕事ができない」と思われているんじゃないかと気にする人も多いでしょう。
しかし、会社内にいる人は人の失敗よりも今自分がやっている仕事に必死なはず。
怒られているのを見たときは「あの人怒られてるな」と思うかもしれませんが、次の日にはすっかり忘れています。
実際、あなたは一週間前に怒られていた人を全員把握していますか?
きっと、覚えていないと思います。
会社では、それだけ周りに興味を持っているほど時間に余裕がないのです。
自分のミスも翌日には忘れられていると思って、気負わないようにしましょう。
5.”他の生き方もある”と思うようにする
何度やっても失敗してしまう、細かい作業がどうしても苦手でミスが多い、などの場合その仕事が根本的に合っていない可能性があります。
つらいと感じてるなら、他の仕事を探すのもひとつの手段です。
今の仕事がうまくできないからといって、他の仕事でもうまくいかないわけではありません。
人には得意不得意があるので、新しい仕事では力を発揮できるかもしれません。
他業種への転職や、独立・起業など他の生き方もあると検討してみるのもいいでしょう。
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仕事でミスして仕事を辞めたいと思うなら
「仕事を辞めたいと思うなんて、逃げかもしれない」と感じる人もいるかもしれません。
しかし職場環境や人間関係でストレスを感じているのであれば、これから先もミスを繰り返してしまうかもしれません。
ストレスでミスを連発するだけではなく体調を壊してしまう可能性もあります。
今働いている会社で働き続けた未来が不安に感じるのであれば、思い切って辞める選択も視野にいれておきましょう。
辞める決断は一定期間を置いて
とはいえ、勢いで仕事を辞めて後悔するのはもったいない!
一旦冷静になるために、一定期間をおきましょう。
ミスばかり続いているときは、落ちこんで仕事に行くのがつらく感じるため、辞めたい思いが絶頂期です。
その思いのまま勢いで仕事を辞めてしまっては、のちのち後悔することになりかねません。
一ヶ月は、自分でミスを減らすために対策や方法を試しながら過ごしてみてください。
それでもうまくいかず、辞めたい!と感じるのであれば転職活動や副業などで辞める準備をはじめていきましょう。
まとめ
仕事をミスしてしまうとついつい自分を責めてしまいますが、ストレスがまたミスの原因につながってしまいます。
仕事内容が合っていないのであれば転職を検討してみたり、人間関係でストレスを感じる場合は人事異動なども検討してみても良いでしょう。
まずは、仕事のやり方を少し変えてみたり、意識を変えてみることから始めてみてくださいね。
それでは!
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