退職代行は失敗することがある?!トラブルにならないための4つの注意点

退職

 

会社を辞めたい!と思ってからすぐに退職に踏み出せなくて困っている方も多いのではないでしょうか?

「仕事がいやで退職したいけど、上司に言うのも怖いし……」
「いますぐ辞めたいと思っていても、会社から止められる……」

そんな方にとって強い味方になってくれるのが「退職代行」。

あなたの代わりに、退職の手続きや退職届の提出などをすべて担ってくれます。

 

しかし、そんな”退職のプロ”である退職代行をトラブルが起きてしまったという事例があるようです。

今回は実際に起きたトラブルを元に、退職代行を選ぶ際のポイントやおすすめの退職代行をご紹介していこうと思います。

退職代行で起きたトラブル

退職代行は、比較的費用も安く、会社がブラック企業だったとしてもあなたに関係なく退職処理が進むのが魅力です。
しかし、気をつけないとトラブルになってしまうケースも。

実際にあったトラブルの事例をご紹介します。

退職後の書類を送ってくれない

退職した際に、会社から離職票などのハローワークに提出をするための書類を送ってもらう必要があります。

退職代行を利用して離職した場合、会社に直接取りに行きにくくなるため郵送での対応をお願いすることになるのですが……。

その離職票などの書類を送ってもらえないのです。

 

退職代行を使って「明日から出社しない」などの無理矢理に退職をしてしまうと、会社がわざと送ってくれず、
場合によっては「取りに来るように」言われて、会ったときに嫌味を言われてしまうなんてことも。

しかし離職票などの書類は、退職の仕方に問わずと会社側が用意しなくてはいけない書類です。

ハローワークなどに相談すれば対応をしてもらえますので、書類があまりに遅い場合にはハロー枠などに相談を入れましょう。

非弁行為に引っかかってしまう

退職代行業者の中には、違法行為にあたることを行う業者があります。

「非弁行為」といい、弁護士資格を持たない退職代行業者が会社と退職に関連して「交渉」してしまったら、その時点で交渉をおこなった業者は弁護士法違反(※)となるのです。
※弁護士法72条より

”代理人”としてではなく”お遣い(退職したい人の意思を伝えるだけの役目)”であれば、法律事務を取り扱っているということにはなりません。

 

退職代行の人気がでていることからいろいろな業者が退職代行業に参入してきていますが、中にはこの「非弁行為」を理解しないまま事業を行っている会社があります

たまたま依頼した退職代行業者が非弁行為を行って、あなた自身もトラブルに巻き込まれてしまうなんてことがあったらつらいですよね。
(なかには、警察に事情聴取されるような事例もあるようです)

そのため「安い企業にとりあえず頼む」ことはとても危険です。

「非弁行為」に対して気を遣っている業者かどうかを必ず確認するようにしてください。

会社から損害賠償請求される

従業員が一人やめたからといって、損害賠償を起こす会社はあまりありません。

しかし、あなた自身ではなくても「退職代行業者に対して損害賠償を起こす」ケースがあります。

企業から退職代行業者が「訴える」と言われたことで、代行業者から「出社してください」と連絡があったなんてことも……。
参考:【悲報】ワイ、退職代行サービスを使うも退職失敗wwwwwwwwwwwwwww

本来、あなたが退職したからと会社に損害が生じるようなことはないはずなので、然るべき処理をしてくれる会社も多いです。

しかし、代行業者を慎重に選ばないことで「会社」と「代行業者」間でトラブルになり、退職失敗なんて可能性もありますので注意しましょう。

失敗しないために!退職代行を選ぶときに気をつけたい4つの注意点

退職代行業者を頼む際にはさまざまなトラブルのリスクがあることがわかりました。
では、実際に会社を選ぶときにはどういったことに気をつければよいのでしょうか?

ポイントは、大きく分けて4つあります。

料金価格に変動があるのかどうか確認しておく

まず1つ目は料金についてです。

退職代行の初期費用は約3万円程度~6万円程度以内に収まることが多く、企業によって大差があるわけではありません。

しかし、別途料金がかかってしまうケースがあります。

例えば、「同行する弁護士を連れて行くから追加料金が必要」「書類に関する手続きは追加料金が必要」など
初期費用以外の必要経費として、あとから請求が来てしまうことも。

安いからと頼んだのに結局10万円程度かかってしまった、なんて事態になったら大変です。

必ず依頼前に追加料金があるのかどうかを確認しておきましょう。

弁護士のいる業者に頼む

上記でお伝えした「非弁行為」が起こらないように、顧問弁護士がいる業者へ頼むのが安全です。

弁護士以外の人物が、報酬を得る目的で代理交渉をした時点で違反となってしまいます

退職代行側が「交渉しているつもりはなかった」と弁明したとしても、違反とみなされれば違反。

そのため、弁護士のいる会社に頼むのが無難でしょう。

弁護士がいれば、認識の相違で”交渉”が行われたとしても問題ありませんからね。

対応のスピード感を確認する

退職代行を頼むときの問い合わせにおいて、反応の速さもチェックしておきましょう。

問い合わせからの返信が遅い場合、問い合わせ数が多く対応に追われていることがあります。

そうなると、早く会社を辞めたくてもなかなか前に進まず辞めるまで時間がかかってしまうなんてことに。

 

逆に、返信が早くても無理に契約に持っていくような業者もやめておいたほうが無難です

売上を第一に考えている業者を使ってしまうと、あなたが望んでいたことが叶わないことや望んでいない自体になってしまうことがあります。

「会社辞めたい」と考えているあなたの想いに寄りそってくれる業者を選びましょう。

退職代行以外のオプションがあるか

無断で追加料金を払わされるような事態は避けるために確認が必要ですが、
あなたが望んだことに対応してくれるのか、オプションを見ておくのはおすすめです。

退職代行サービスの前提は依頼者を退職させることです。
しかし、中には「退職金が支払われるはずだ」「残業代が未払いになっているままだ」など交渉不可欠な問題が生じる場合も。

そのような場合にオプションに対応しているのかどうか、またオプションがどれくらいの金額になるのか確認しておきましょう。

※交渉は労働組合や弁護士でないとできないですので、必要な場合は必ず弁護士のいる業者へ頼むようにしてください。

オススメの退職代行サービス

注意すべき点を理解できたところで、それぞれの注意点をクリアしているおすすめの退職代行サービスを見ていきましょう。

退職代行によって得意な分野がありますので、どういった方におすすめかも合わせてにご紹介させていただきます。

退職代行ガーディアン



料金(正社員) 29,800円 料金(アルバイト) 29,800円
返金保証 記載なし オプション費用 追加費用
無し
顧問弁護士 労働法人組合 対応時間 24時間
365日

退職代行ガーディアンは、20年以上の実績がある労働法人組合がが退職代行をおこなってくれます。

なにより心強いのが、ガーディアンを使って辞めることができなかったケースが過去一度もないこと。
20年の実績ならではのノウハウで、退職を進めてくれるからできることですね。

また、企業側がガーディアンを相手に交渉をすることがあったとしても、あなた自身に不利益なことが起こらないよう守ってくれます。

 

《ガーディアン利用がおすすめなのはこんなひと!》

・離職票などの書類を不備なく受け取りたい
・上司と直接会って話をしたくない
・田舎のほうで、他の退職代行は管轄外だった!
・会社とできるだけもめずに退職したい
・明日から会社に行きたくない

退職代行ガーディアン公式HP

【男性向け】男の退職代行

料金(正社員) 29,800円 料金(アルバイト) 19,800円
返金保証 オプション費用 追加費用
無し
顧問弁護士 合同労働組合 対応時間 24時間
365日

退職代行の中でも、「男性専用」に特化しているのが男の退職代行。

男性が特に悩みがちな、辞めたあとの転職活動にも力を入れてくれています。

希望すれば転職エージェントを紹介してもらうことができ、そのエージェントから転職活動に成功すると、なんと最大5万円のお祝い金がもらえるんです!!

円滑に辞めた上で、転職活動までサポートしてもらえたら心強いですよね。

もちろん、退職手続きも労働組合が顧問弁護士に入っているので有給交渉なども行ってくれます。

 

《男の退職代行利用がおすすめなのはこんなひと!》

・離職票などの書類を不備なく受け取りたい
・退職してからのことが不安
・会社とできるだけもめずに退職したい
・明日から会社に行きたくない

男の退職代行公式HP

【女性向け】わたしNEXT

料金(正社員) 29,800円 料金(アルバイト) 19,800円
返金保証 オプション費用 追加費用
無し
顧問弁護士 合同労働組合 対応時間 24時間
365日

男の退職代行と対象的な、わたしNEXT。
女性向けに特化した退職代行サービスです。

たとえば、女性ならではの「結婚」「妊娠」などの退職の対応を円滑にすすめてくれます。

女性満足度は、堂々の第一位です。

 

わたしNEXTも男の退職代行と同じく、紹介された転職エージェントをつかって転職に成功すれば最大5万円のお祝い金がもらうことができます。

男の退職代行と運営元が同じで15年の実績があります。
即日辞めたい女性は、わたしNEXTがおすすめです。

《男の退職代行利用がおすすめなのはこんなひと!》

・離職票などの書類を不備なく受け取りたい
・退職してからのことが不安
・会社とできるだけもめずに退職したい
・明日から会社に行きたくない

わたしNEXT公式HP

弁護士法人みやび

料金(正社員) 55,000円 料金(アルバイト) 55,000円
返金保証 オプション費用 成果報酬20%
顧問弁護士 弁護士法人みやび 対応時間 24時間
365日

弁護士法人みやびは多くの退職代行業者とは異なり、直接”弁護士法人”が転職代行を行います。

そのため、料金は55,000円と他業者よりも高めの設定になっています。

 

しかしその一方で、弁護士が直接交渉に向かってくれるのが利点。

有給休暇の消化はもちろん、未払い残業代の回収・退職金の交渉なども行ってくれるため
場合によっては非常にお得な状態で辞めることができることもあります。

どんな会社でも「弁護士」が相手になると、退職も円滑に進む場合が多いです。

パワハラ・セクハラなどの賠償問題にも対応してくれます。
賠償請求は「成功報酬20%」を支払う必要がありますが、入ってくるお金に対しての20%ですので財布をいためる必要もありません。

ひとりで悩んで心身にストレスのかかっているようなことがあれば、弁護士を使ってしっかりと交渉するのも一つの手段です。

《弁護士法人みやびがおすすめなのはこんなひと!》

・会社からなの未払金などを回収したい
・パワハラ・セクハラなどが原因で退職したい
・金銭的には余裕がある
・会社に対して交渉をしたいことがある
・確実に会社との関係を打ち切りたい

弁護士法人みやび公式HP

退職代行Jobs

料金(正社員) 27,000円 料金(アルバイト) 27,000円
返金保証 オプション費用 交渉費+2,000円
顧問弁護士 対応時間 24時間
365日

退職代行Jobsは、一風変わったセラピストの資格を持った顧問弁護士が監修を務める退職代行サービスです。

退職代行を申し込んだ人は、顧問弁護士がセラピストとして無料カウンセリングにのってもらうことができます。

退職のタイミングや今後の不安・今の心理状況のことまで丁寧に相談にのってもらえるのがメリット。

 

初期費用内には「交渉」の金額が含まれていません。
しかし、オプション2,000円を支払うことで「交渉」することが可能です。

顧問弁護士のもと業務が行われるので、トラブルの心配もありません。

また、提携している人材紹介会社を利用して転職すると、最大で3万円の転職祝い金を受け取ることが可能。
退職後についてもしっかりサポートしてくれるので心強いですね。

 

《こんな悩みを持っている人はJobsがおすすめ》

・心理的に不安定になっている
・会社を辞めてからのことが心配
・有給休暇をしっかり取得したい
・転職活動も頑張りたいと思っている

退職代行はひとつの権利

退職代行を使うことは、いろいろなことが気になってしまい勇気が必要かもしれません。
しかし、職業を選択するのはひとりひとりの権利です。

「辞めたい」「仕事がつらい」と思っているのであれば、それは辞めどきのサインなのかもしれません。

関連記事:「仕事に疲れた!辞めたい」とき、辞めるべき人と続けるべき人の差は?

 

労働組合・弁護士のいる退職代行業者を使えば、スムーズに退職へ導いてくれます。

今の職場を何らかの理由で辞めたいと感じてるのであれば、退職代行も視野に入れて新たな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

 

自分らしい働きかたのできる会社にめぐりあえますように。

それでは!